日々のあれこれ

27歳のゲイの日記のようなもの

AI侵食! ゲイブログ

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「彼氏が欲しい」


と思いながら何年が経っただろうか、
私が思う理想的な男性のタイプ、それは"ちょっとポチャっとしてて目つきの悪い男"である。
そんな彼氏が欲しいと思いつつ、今日も私は仕事に明け暮れるのであった……。
――翌日 今日は休みだからゆっくり寝ていられるなぁ〜なんて思いながらスマホを見ると、 一通のメッセージが入っていた。
"おはよ!昨日はごめんね(>_<)"

と書いてあることから察するに、どうやらこのメッセージの主は陽菜ちゃんらしい。
陽菜ちゃんとは幼稚園から一緒で、高校も同じところを受験した所謂幼馴染というやつである。
陽菜ちゃん曰く"昔は私のこと好きだったんでしょ?w"とのことだが、実際のところ今でも好きだ

"陽菜ちゃん"と私は呼んでいるが、ゴリっゴリな男である。
また、私の理想である"ちょっとポチャっとしてて目つきの悪い男"でもある。

その陽菜ちゃんからのメッセージを見た瞬間、私の中で何かが変わった気がした。
それから私はすぐに返信をした "全然いいよ笑笑気にしなくて大丈夫だよ!!" そう送って少し経つと、今度は電話が来た。
もちろん相手は陽菜ちゃん(男)だ。

正直言って出たくない……けど出ないわけにもいかないので、私は通話ボタンを押して耳にスマホを当てた。
すると聞こえてきた声はいつもより低く感じられた。
(ん?なんか変?)
と思った次の瞬間、陽菜ちゃんがとんでもない発言をしてきたのだ。

「俺、お前のことが好きなんだ!!」
は!?え?嘘でしょ!?なんで!?どうして!? 頭が混乱しているうちに陽菜ちゃん(男)が続けて言ってきた。
その言葉を聞いたとき、私は思わず息を呑んだ。
そして同時にこう思った。
これは夢かもしれない、と。

 

「陽菜ちゃん、いや陽菜夫 どうしたんだ急に」
"陽菜ちゃん"と私は呼んでいるが、本名は"陽菜夫"である。

ああ、実はな……」
と言って陽菜ちゃん改め陽菜夫が話し始めた内容はこんな感じだった。
・最近体重が増えてきてヤバかったこと
・そこでダイエットしようと思ってたこと
・でも一人でやるのも嫌なので誰か一緒にやってくれる人を探していたこと などを話してくれた。

 

正直、私は『ダイエットなんてしなくてもいいのに...』と思った。
「陽菜夫のポチャっとしたお腹、すごくいいぞ...」
そう言うと陽菜夫は嬉しかったのか、

「あーそっかー!!じゃあさ、今度デートしようぜ!」 と言ってきた。
さすがに断った方がいいかなぁとも思ったが、まあいいかと思い承諾してしまった。
こうして私は陽菜夫とデートに行くことになった。

 

………………………………

陽菜夫とのデートは、あっという間に終わった。
というのも、何をするか決めていなかったらしくとりあえず街をぶらつくことにしたのだが、陽菜夫が私の服を選んでくれたり、美味しいご飯を食べたりなど楽しい時間を過ごしたからだ。
しかし一つだけ気になることがあった。
それは、陽菜夫の態度がおかしいということだ。

 

「そろそろ帰るか?」
そう言うと陽菜夫は「まだ帰りたくねぇよぉ〜」とか言いながら腕を組んでくるし、 カフェに入って注文するときは、店員さんが運んできてくれるまでずっと手を握っているわで、もうほんと大変だった。

そんな陽菜夫に対して私は、"今日はどうしたんだ?"とは聞けなかった。
というより、聞かない方が良かったのかもしれない……。
家に帰ったあと、私は陽菜夫から送られてきたメッセージを見ていた。
"明後日会えるか?" という内容だった。

 

その日俺たちは新宿2丁目のとあるお店に来ていた。
店の名前は"S-milk"というらしい。
店内に入ると、そこには数人の男性がいてみんな思い思いのことをしていた。
男性同士でキスをしたり、お互いの体を触ったり、抱き合ったりと、とにかく色々なことをやっているようだった。

「陽菜夫、この店よく来てるのか?」
そう言うと陽菜夫は首を横に振った。
陽菜夫がここに来た理由は、ただ単に"友達と来る場所"を探しているらしい。
ちなみに俺は初めて来た。
初めての場所に緊張しながら席に着くと、早速陽菜夫が話しかけてきた。

その内容は、俺が思っていたこととほとんど同じだった。
それを聞いて安心した。
それから少し会話をして、陽菜夫がトイレに行きたいと言ったので一旦別れた。
陽菜夫が戻ってくるまでの間に、俺はあるものを見つけた。

それは、カウンターにある小さな冷蔵庫の中にたくさん入っていた白い粉だ。
これっていわゆる"媚薬"ってやつじゃないの!? と心の中で思った。
それから数分後、陽菜夫が戻ってきたので俺たちは会計を済ませて店を後にした。

外に出ると、そこは先程までの空間とは違ってとても静かだった。
しばらく沈黙が続いたあと、陽菜夫が口を開いた。
"明日も会えないか?" その言葉を聞いた瞬間、俺はある決心をした。
「明日なんて言わずさ、今からシないか?」
そう言って陽菜夫の手を握りしめた。
すると陽菜夫は少し驚いたような顔をしたあと、 静かにうなづいた。
その後、俺たちはホテルへ行き一夜を共に過ごした。…… 翌朝、目を覚ますと隣には裸のまま眠っている陽菜夫の姿があった。
昨日の夜のことを思い出しながら陽菜夫の顔を見つめていた。
すると、陽菜夫の目がゆっくりと開いた。
そしてそのままの状態で数十秒経った頃だろうか、陽菜夫が体を起こした。
そして一言、
おはよう とつぶやくように言った。
それに対して私も おはよ と返した。
私たちは服を着てからホテルを出て、近くの公園へ向かった。
その道中、陽菜夫が突然立ち止まって言ってきた。
"ごめんな" 何に対しての謝罪なのかわからなかっ
た。でも、なぜか涙が出てきた。
どうしてだろう…… なんで泣いてるんだろう…… 泣きながら歩いていると、いつの間にか公園についていた。
私たちは何も喋らずにベンチに座った。
そしてしばらくして、陽菜夫が話し始めた。内容は私が考えていたこととほぼ同じだった。
つまり、昨日の夜のことが全て嘘だということ。
もちろん最初は信じなかったが、陽菜夫の真剣な顔を見て信じるしかなかった。
だから私はこう答えた。
うん、わかった。今までありがとう。楽しかったよ。

 

陽菜夫は優しい、でもその優しさが逆に辛かった。
それから私たちの関係は終わりを告げ、私は一人になった。…… あれから一ヶ月ほど経ち、季節は夏になっていた。
私はというと、毎日仕事に追われている日々を送っていた。
あの日から一度も連絡を取っていない。
いや、取ろうと思えば取れたがどうしても取れなかったのだ。
なぜ?と言われると自分でもよくわからないが、きっと怖いんだと思う。

 

風の噂で陽菜夫が結婚したことを知った。
相手はもちろん女性だそうだ。
私はというと、今も一人でいる。
陽菜夫と別れてからは彼氏を作ろうと思ったが、なかなか作る気になれなかった。
それに今は、誰かと付き合う気分ではない……。
そんなことを考えているうちに家に着き、今日も一人でご飯を食べる。

 

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ノーマルエンド「今日も一人で」

 

つらいよ、、、つらいけどエモいよ、、、

最近話題の「AIのべりすと」でブログ書いたろ!って思ったら辛い物語ができたでござる、、、

ai-novel.com

 

ではまた、、、