肯定ペンギンな私
小学生のころ、親と一緒に見た皇帝ペンギンの映画
一番印象に残っているシーンは子供のペンギンの為、
メスペンギンが餌を取りに行くシーン
メスペンギンがオスに卵を託し、離れた海まで餌を取りに行く
その間、オスは絶食状態となりメスが帰ってくるまで餌が食べられない
つまり、メスが帰ってこないと、オスも生まれてくるはずの子供も死んでしまうのだ
子供の為に命がけで子育てを行う親ペンギンの姿
そのシーンを見て、私は子供ながらにして泣いてしまった...
そんな私も肯定ペンギン
私は基本的に人の意見を否定することができません
なので人を叱ったことがありません
大学の部活動でも、会議中に喋る後輩がいても私は叱ることができませんでした
(まぁ、後輩は元気な方がいいよねっ🌟)
と自分に言い訳をし、結果的に別の同期が注意するという形でした。
何かを否定して嫌われるのが嫌!という気持ちがとても強いのだと思います。
私の心の中の春風亭昇太は(それじゃダメじゃん!)と否定してくれるのですが
私はあくまで肯定しかできないのです。
私は何かを否定できる人を尊敬してしまいます。
だからと言ってなにこれ構わず否定しまくる人は苦手ですが
自分の意見を持っていて、その中で意見を言う、そして否定できる人に憧れをもってしまいます。
私が30歳になった時、そういう人間になっていたい。
人の意見も尊重しつつ、自分の意見を言える人に!
嫌われる勇気もあり、悪い事は悪いと言える否定ペンギンに私はなりたい!!!
ではまた
二日酔い
目が覚めると、知らない天井が見えた。
近くで聞こえる若者の笑い声
体調は頗る悪い
私はお腹をさすりながら辺りを見渡した。
テーブルには『15』と書かれた伝票とテレビが1台
床はシート状になっており、その上に乱雑に置かれた上着が1枚
つけっぱなしのTVがピカピカして眩しい
(あ...そうか、ネットカフェで泊まったのか)
私は立ち上がりドアを開ける
時刻は10時、ほとんど客はいなかった。
ドリンクバーで綾鷹を入れ、その場で飲み干した。
喉の渇きは無くせたが、体調はますます悪くなる。
(...気持ち悪い)
とりあえず帰るか...
私は再び部屋に戻り、テーブルやマットにあるゴミを捨て始める。
途中、昨日食べたやきそばの匂いで咽せかえり、その場で20分動けなくなった。
(なにやってんだろ...俺...)
ようやく体調を取り戻し、片付けを再開
ゴミを捨てコップを戻し忘れ物が無いか最後に確認した。
「行く...か」
受付に行くと20代くらいの女性がいた。
二日酔いの髭面姿を見せるのが恥ずかしく、昨日買ったマスクを着ける。
👩「お会計、1900円になりま〜す」
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